弱男だってラブラブエッチしたい……でも出来ない
今どき、オンナを作ってエッチするのに金を使うなんてやつがいるとアホじゃないかと思うんですが、そんな俺は異端ですか？(笑)
だってね、日本経済がいろいろと危なくて、税金だってどんどん取られるようになるし、そもそも仕事はAIに奪われるようになるし……お先まっくらじゃないですか。
そんな中、オンナを作ってお金を使うなんて……プププ。世の中が見えてないんだろうなあ。
デートに誘ってごはんを奢ってあげたりとか、プレゼントを買ってあげたりとか、一緒に買い物にいって「これ食べよ」「じゃあ出すね」とか会話したり、コンドーム買ったり、ラブホテル代を出したり……。
おまけにそうやってエッチした結果、子どもができたりしたら結婚もしなきゃいけないし、結婚するとなったらそれこそいろいろお金もかかるし……プププ。人生オワタですよね(笑)
はあ……。
いや、違うんですよ。ホントは俺だって、彼女を作ってラブラブしたいんです。
俺はまさしく異端ですよ。
彼女を作ることができない、それどころか女性とマトモに言葉を交わすこともできない。
もう40代なのに、こんなの異端じゃないですか……。
エロ漫画に光明を見出した弱男の話
ああ、ラブラブな愛に満ちたエッチをしたい！
そんな俺は、これまでにも努力をしたことがあります。
たとえば、風俗に行きました。ネット掲示板を見ていたら、とある風俗嬢と出会ったことで人生が大きく変わったキモオタがいたという話を読むことができたので、「もしかしたらこの俺にもそんなチャンスが……」と思い、爪に火を点すような倹約を重ねて貯めたお金を手に、何度か行ってみたのですが毎回惨敗です。
いちおうやることはやってくれるのですが、俺を見た瞬間に風俗嬢の目から光が消え、キスのときは唇を固く閉じているし、義務的にアンアン言うか、ひたすら無言か……という感じ。会話も当然ながら弾まないし、みじめな思いをかかえて帰宅することになりました。
そんなこんなで絶望しかなかったのですが、そんな俺も光明を見出しました。
現実でラブラブエッチを楽しめないなら、妄想で楽しめばいいのだと気づいたのです！
そしてそこで役に立ったのが、何を隠そうエロ漫画なのです。
エロ漫画にはいろんなジャンルの作品がありますが、ラブラブなエッチを描いたものもたくさんあります。
男と女が目と目を合わせ、溶け合うような“だいしゅきホールド”で絶頂に至る……みたいな！
そんな作品を読んでいると、まさしく俺自身がラブラブエッチをしているような気分を味わえるのです。
よくよく考えれば、漫画を見てエロいことを想像しているキモオタの図が出来上がるわけですが、少なくともエロ漫画を読んでいるうちは、充実した時間を過ごせるのです。
エロ漫画は金もかからない
ところで、女性とマトモに言葉を交わすことができない俺ですが、じゃあ「男となら大丈夫なのか」というと、それも駄目だったりするんです……。
学生時代もそうでした。普通の陰キャは、それなりにコミュ力がある陰キャ同士でつるんで、「陰」とはいってもそれなりに毎日たのしそうに生活しているし、陰キャは陰キャなりに、陰キャのコミュニティで彼女を作ったりすることもできます。たとえば同じオタク趣味を持ってる女の子と仲良くなって、ぎこちなくお互いに関係性を築いていって、いつしか友達同士に……みたいな。
でもね、俺の場合は、そもそも男ともマトモに喋ることができないんです。
陰キャの中の陰キャ……もう「陰キャ」と名乗ることも許されないような、「無音キャラ」「存在感無キャラ」「キモいキャラ」です。陰キャのコミュニティにも入ることができず、誰ともマトモにコミュニケーションが取れない。
そんな俺、もう今年で40代に入るのですが、当然ながらマトモな社会生活を送っていません。
簡単にいえば、悲惨な生活を送っています。
仕事はいちおうしていますが、アルバイトに毛が生えたようなもので、誰にでもできる作業をえんえんとやっています(職種は勘弁してください)。
まわりの連中はそれなりに楽しそうに仕事をしていますが、俺はぜんぜん楽しくもなく、毎日身も心もすり減らすようにして働き、そして小遣い銭みたいな給料をもらってトボトボ帰宅しています。
いちおう、両親が建てた持ち家があるので住む場所には困らない……それが不幸中の、ただ唯一の幸いですが、年老いた親たちは年金生活者で……。
おそらく今後は、彼らの介護をこなしながら生活することになるでしょう。
そんな俺が、性欲を発散するためにお金を使うわけにはいかないではありませんか。
そういう意味でも、エロ漫画にはすごく助けられています。上でも書いたみたいに、エロ漫画ならラブラブエッチの気分を味わえますし、つかの間ではありますが現実を忘れることができます。
それに、エロ漫画は無料のやつがネット上にあるので、それを使えばお金を浪費することもありません……。
すなわち、こんな俺でもちゃんと性的には満たされた生活を送ることができるんです。
というわけで今、ここをご覧の弱男の皆さん、もしリアルが満たされておらず性生活も不満足という人は、ぜひ無料のエロ漫画サイトを使ってみて欲しいです。
そうすることで、少しでも……ほんの1ミリでも、充実しますから……。